
今、西アフリカではエボラ出血熱が猛威を振るっています。そしてついにアメリカ国内でエボラ出血熱感染者が出てしまいました。西アフリカのリベリアに渡航歴があり、帰国後に発症したそうです。
今は病院に隔離され、家族も隔離され監視下にあるようです。また、接触した可能性のあるおよそ100人の人々も監視されているようです。もしこれが広がっていくとパンデミック(世界流行)なんて事態になってしまうかも知れません。
この報道を受けて、航空株は売られ、防護服メーカーや薬品メーカーの株は買われています。という事で、少し不謹慎なのかも知れませんが、エボラ出血熱関連銘柄と思われる銘柄をピックアップしました。(日本株)
エボラ出血熱関連銘柄
コード | 企業名 | 会社概要 |
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9201 | 日本航空 | 国際線首位、国内線2位。オーストラリアのカンタス航空と格安航空合弁会社ジェットスタージャパンを持つ。 |
9202 | ANAホールディングス | 国内線首位、国際線2位。傘下にLCCのバニラエアとピートアビエーションを持つ。出資やM&Aに積極的。 |
9706 | 日本空港ビルデング | 羽田空港ターミナルビルのオーナー。家賃収入と施設利用収入、羽田や成田での直営店運営が柱。 |
4901 | 富士フイルムホールディングス | グループ子会社がエボラ出血熱に有効性のある薬を開発。 |
6291 | 日本エアーテック | クリーンルームや空気清浄装置の専業メーカー。 |
3161 | アゼアス | 防護服メーカー。 |
4549 | 栄研化学 | 臨床検査薬総合メーカー。 |
とりあえずこういったウイルスなどの感染症が流行すると、まず売られるのが航空株。これは世界中の航空株が売られます。アメリカではデルタ航空の株が大きく下げました。
一旦売られ事態が悪化しなければ単なる調整で済みますが、感染の広がりが懸念され航空需要が減ると株価もより下がります。その反面、有効な薬を持っている薬品メーカーや防護服メーカーの株は買われます。
僕はなんかこういった時には、とりあえず防護服メーカーの株を買っておけば良さそうな気がします。ただ、人類の危機的な事例なので、起きてほしくないですね。
富士フィルムの薬はエボラ出血熱に有効かも?
富士フィルム傘下の富士化学工業が開発したファビピラビルという薬がエボラ出血熱への有効性があるかも知れないとして注目を集めています。
そしてそんなファビピラビルですが、リベリアで医療活動中にエボラ出血熱に感染したフランス人の女性看護師がファビピラビルを投与された後、快方に向かっているらしいです。
という事で、富士フィルムの株価推移を見てましょう。下の画像は富士フィルムの株価推移です。

エボラ出血熱への有効性が報道されてからグーンと株価は上昇し年初来高値を更新しています。10月3日時点でのPERは19倍なので、もう少しは上がりそうな気がします。
アメリカで感染が広がらなければイイのですが、すぐにエボラ出血熱と判断出来ず数日普通に生活していたらしいので、接触したと思われる人が100人も居るため、感染が広がりそうな気がします。
しかし、もしそうなった時に富士フィルムのファビピラビルが投与されその有効性が確認されれば人類はエボラ出血熱に勝てるかも知れません。
おしまい。