テレビ東京のカンブリア宮殿に、掃除機の『ダイソン』を世に出したジェームズ・ダイソン氏が登場しました。番組内の彼の言葉は、どれもが僕の胸を熱くする言葉だったので、記録しておきます。

ジェームズ・ダイソンの名言
- 日常生活の中の不都合が発想の源なんです。
- 他と同じ考えでモノを作れば、同じタイプの製品しか出来ません。
- 消費者は、純粋に良い商品を求めているからダマされない。
- 結局、景気が悪くなった時に生き残るのは、最高の製品を作っている会社なのです。
- 失敗を乗り越えて問題の解決策を探る、それが人生というものです。
- 一番大切なことは”機能”が素晴らしいかどうかです。見た目が良くても機能が悪ければすぐに嫌いになってしまいます。見た目が悪くても機能が良ければ愛用するでしょ。
- ある問題点について、これまでのやり方を根本的に変えて、今までよりも良いやり方にする、それが重要だと思います。
- デザインとエンジニアリングを分けるべきではないと思ってきました。デザインを見かけのことだけだと思っている人もいますが、使い勝手や素材や耐久性、すべてがデザインと関係しています。
- ダイソンにはデザイナーはいません。デザインも出来るよう訓練されたエンジニア(技術者)が居るだけです。
- 私の会社の魅力を1つあげるとすれば、製品であって経営ではありません。
- 会社経営でなく、製品が一番大事なんです。
- 良い製品を作れば会社は発展できるんです。それが何より重要な事です。
- 製品よりも会社が大事だと思った瞬間に問題が起きます。皆が社内しか見なくなり、経営ばかり気にし始めるからです。
- 日本の会社に試作品を持っていった時、彼らは新しい技術に興味を持ち興奮してくれました。そんな反応は初めてでした。ですから、すごく居心地が良かったんです。
- 細部に気を配り、新しい技術に熱意を燃やす日本人にとても励まされました。
- 何かを大きく変えるのは難しいですし勇気が入ります。莫大なお金をかけないと新しい技術も生まれません。しかし、勇気を出して多くの資金をかけることです。
- エンジニア(技術者)こそが社会の様々な問題を解決できるんです。
- 私が絶対にしないことの1つがアドバイスです。
- 唯一できるアドバイスは「アドバイスは聞くな」ということです。
- 人と違うことをして世界を変えたいとします。これまでと全く違うことをするのですから、アドバイスを出来る人はいないはずです。
- 経験なんて必要ありません。経験は過去に上手くいったことであり、将来上手くいくかどうかとは関係ないんです。ですから、「アドバイスに耳を傾けるな」と言いたい。
- やりたいことをやって絶対に諦めてはいけません。
ダイソンがダイソンを作ったきっかけ
ある日、掃除をしていたダイソン氏が、吸い込みの悪い掃除機に怒りを覚え、紙パック式掃除機の問題を解決せずに製品を作ったメーカに腹が立ったことがきっかけだそうです。
その後、この問題を解決するために試作品づくりを1人で開始します。試作品3146個の頃、ダイソン氏はエジソンの「失敗者とはどれだけ成功に近づいたか気付かずに諦めた人だ」という言葉に勇気づけられ頑張れたそうです。
そして5年間かけ5127個の試作品を作り、ついに掃除機『ダイソン』は完成します。ただ、製品化にはもっと時間がかかり、製品化したのは、試作品を作り始めてから15年後だといいます。
ジェームズ・ダイソンはヤバイ!
5年間で5127個もの試作品を作る。1年(365日)×5年=1825日。1日に約3個試作品を作っていた計算になります。これを1ヶ月続けるだけでもすごいはずなのに、5年ともなると…もはや凡人には想像出来ません。
エジソンの「失敗者とはどれだけ成功に近づいたか気付かずに諦めた人だ」という言葉を励みに頑張ったとはいえ、そもそもの素質が別格ですね。いい意味で頭のネジがいっぱい外れてます。
僕も頭のネジをいっぱい外さなければなりません。どんだけ“バカ”になれるかが勝負所というわけですね。ヤベーなまじで…。こういう人を見ると、奮い立つ一方で、少し気がめいります。
「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も、成さぬは人の、為さぬなりけり」
(為す≒やる、成る≒できる)
これは上杉鷹山の名言ですが、まさにジェームズ・ダイソンを表しているかのようです。
「やればできる、やらねばできぬ、何事も、出来ない人は、ただやらないだけ」
ポケモンマスターにオレは成る!
いくぞピカチュー!10万ボルトッ!
おしまい。