2015年1月に、物価の上昇に合わせて元本が値上がりし、それに連動して利子も増える『物価連動債』が個人でも買えるようになります。
物の値段が下がっていくデフレ状態の中では売れるはずのない債券ですが、いよいよデフレ脱却の兆しが見え始めているため、ニーズ拡大を受け解禁されるようです。
今までは銀行や証券会社などの金融機関しか買うことが出来なかった物価連動債ですが、これにより僕のような個人でも買うことが出来ます。2015年1月から10万円単位で購入できる見通しです。
ニュースでは麻生財務大臣も、
「デフレでは連動債なんてのは売れるはずがないんですけども、デフレから脱却するという事になると、売れていく可能性ってのはあんのじゃないかなと。」
とコメントしています。
ちゃんと麻生財務大臣風にちょっと口をずらして読んで下さいね♪
という事でこの物価連動債について少し調べてみました。
物価連動債とは
上記の通り、物価連動債とは物価上昇に伴い元本が値上がりし、利子も増える債券です。簡単に言えば、物価が上がればより儲かる債券です。
下の図は物価連動債のイメージを分かりやすくしたものですが、大きさに占める割合などは適当なのでご注意下さい。また順調に物価が上昇した場合を想定しています。物価連動債は半年に一回利子が支払われます。

この図を見て分かるように、物価連動債は物価が上がるインフレ状態であるならばより儲かる債券です。元本の値上がりは、予め決められた算出方法によって値上がりしていきます。
もちろん、物価が下がってしまうと元本も下がり、それに連動して利子も下がります。ただ、法改正により元本保証されるようになったので、償還時に元本割れしていても投資金額は全額戻ってきます。なお、この時支払われる最後の利子も、この時点での元本金額に連動するので、物価が下がっていれば利子も下がります。
物価連動債の特徴
- 満期
- 連動する物価指数
- 元本保証
- 利払い
10年。
全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)。これは『CPI』と呼ばれるもの。
平成20年度までに発行された物価連動債には元本保証はありませんでしたが、法改正により平成25年度以降から発行される物価連動債は元本保証があります。
半年に1回、計年2回。
物価連動債に可能性を感じるニート
というように、物価連動債はホントに日本がデフレ脱却を出来るのであれば、かなり可能性を秘めた債券だと思いまうす。
正直、投資初心者として知らないことが多いので、今回調べただけじゃ掴めなかった情報およびリスクがあると思いますが、僕たぶんこれ買います!
2015年1月までに投資家レベルをUPさせて、文字通り“満を持して”買いたいと思います。
上がれよ物価!龍のように!笑
おしまい。