日本経済を学ぶ 9日目 家計消費と貯蓄


一般的な家計の姿

総務省が行っている調査の中に『家計調査』と呼ばれるものがあります。
これは、日本人の収入と消費、そして貯蓄などのデータを集計し、統計したものです。
それによると、日本の平均的な家計は以下のようです。↓

  • 人数 2.5人
  • 消費額 月25万円
  • 一人あたりの消費額 10万円

これはあくまで平均的な数値なので、所得により数値は変化します。
その中で2人以上の勤労者世帯(雇われている人)の平均的な収入と支出は以下のようです。↓

  • 収入 月51万円
  • 税金等 9万円
  • 消費額 31万円
  • 貯蓄 11万円(借金の返済を含む)

となっています。
10年前と比べると、収入で4万円、消費で3万円程減少しているそうです。これはデフレによる影響で、企業が賃金を引き下げたからです。
また、2人以上の無職の高齢者世帯では以下のようです。↓

  • 収入 月22万円
  • 税金等 3万円
  • 消費額 23万円

(赤字分は貯金の切り崩し)

こちらも10年前と比べると、収入で2万円、消費で1万円程減少しているそうです。ただ、あまり変わっていない背景として、政治家が高齢者の票を意識しているからだそうです。物価の下落に応じて年金支給額の減額を可能とする法律があるようなのですが、こういった背景があるんですね。確かに、投票率に占める高齢者の割合が一番多いので、政治家がこの層を重視するのに納得します。だからこそ若者が投票する意義があるとも言えるのでしょう。

おばあちゃんからよくお小遣いを貰っていたことを考えると、収入に対しての消費額が上回る最大の要因は僕の様な『孫』なのでしょう。
ありがとう、おばあちゃん、おじいちゃん。
それから、本当にありがとう。

金融資産の平均額

日本の家計の金融資産の平均は1700万円程あるようです。ただ、これには「お金持ち」の方々も含まれているので、実際には1000万円程が一般的な家庭の平均額だそうです。

年代別では、20代で300万円、30代で600万円、40代で1100万円、50代で1600万円、60代で2400万円、それ以上の年代では2200万円が平均額のようです。また、金融資産の内訳を見ると、株や保険などもありますが、ほとんどが現金として郵便局や銀行への預貯金だそうです。まさに安全第一が大好きな日本人らしさの現れですね。

所得格差の拡大

日本は先進国の中でも『貧困層』の比率が高いみだいです。なんか、かつての日本は『一億総中流』と言われていたようで、非常に平等的だったそうです。それがバブル崩壊後の『失われた20年』と呼ばれるデフレ状態の中で、所得格差が拡大してしまったのですね。

個人的な事ですが、僕自身現在この貧困層に属しています。そしてなんとか脱却しようとあがいています。まだ道半ばですが、続けていけば脱却できるだろうと『希望の光』が徐々に見えて来ている所です。ある種で僕は『社会不適合者』であると自覚しているので、企業に属さず生きていけるように試行錯誤中です。

これが良いか悪いかは置いといて、生きていくために這いずりまわっている状態です。その中で、株投資というのも1つの選択肢であり、今後自分がどうなるのかという点で、僕自身楽しみなのです。

おしまい。


日本経済を学ぶ
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