ニートが消費税増税後の日経平均を考える
2014年4月、いよいよ消費税が8%へと増税されます。株を始めた僕としては、それに伴い“日経平均”がとう動くかが気になります。なので、過去の増税の際、日経平均がどう動いたのかを簡単にグラフ化して、実際の推移を見てみます。下の図は1981年からの日経平均の推移です。

赤い点が消費税導入あるいは増税をした年に付いています。これを見ると、過去2回の増税後は日経平均が下がっています。しかし、1989年の後はバブル崩壊が起き、1997年の後は大手金融機関の破綻が相次ぐという異常事態だったため、単純に消費税増税がどの位影響しているかがよく分かりません。
1989年の日経平均の推移
ということで、各年の年間の日経平均の推移のグラフを作りました。下の図がその図です。まずは消費税が3%導入された年の1989年を見ています。

赤い点が導入された4月に付いています。この図を見ると、導入後、5月までは少し上昇し、その後少しカクッと下がった後、再び上昇しています。ただ、この時期はバブルの真っ只中なので、やはり消費税がどの位影響したかを計り知る事は難しいです。それでも5月から6月にかけて日経平均が少し下がっている事が、もしかしたら消費税の影響だったりするのでしょうか?笑
1997年の日経平均の推移
では次に消費税が3%から5%へと2%引き上げられた1997年を見ています。下の図がその1997年の図です。

赤い点が増税された4月に付いています。この図を見ると、増税後も日経平均が上昇しているのが分かります。ただ、6月から少し下がり、7月からは約2000円も下がっています。
ですが、この7月にはアジア通貨危機が始まり、10月には京都の地方銀行である京都共栄銀行がバブル崩壊による負債が原因で破綻し、11月には三洋証券、北海道宅食銀行、山一證券、徳陽シティ銀行が同じくバブル崩壊の影響により破綻しているでの、年末にかけての下落は消費税増税の影響とは言いがたいと思います。
ただ、専門家でもこの相次ぐ金融機関の破綻は消費税増税の影響である、と主張する人もおり、意見が別れる所らしいです。ただ一点、今回僕が知りたい『消費税増税の影響』という点で見ると、年後半の下落は明らかに上記の金融機関の破綻が原因で、これは消費税増税の影響ではないと思います。
2014年…日経平均はどう動くか!?
ということで、2014年の消費税増税によって今後”日経平均”がどう動くか、ニートながら予想してみます。一応保険として”あくまで個人的な意見です”と言っておきます。笑
ズバリ!消費税増税の影響はそれほどない!
これが僕の意見ですね。消費税増税によって一時は消費が落ち込む可能性はあっても、それが日経平均に影響するのはせいぜい数ヶ月がイイトコだと思います。
しかも、増税後に5兆円を超える財政政策で景気の下支えをするようですし、むしろ消費税増税後、予期せぬ事態が起きなければ、年末にかけて日経平均は上昇するだろうと思います。
今で言うと、ウクライナのクリミア半島をロシアが併合したとか、まったく予想もしていなかった事態ですし、この問題が今後大きくならなければイイのですが、仮に戦争にでもなったら株価は暴落するだろうし、こういった外部要因が起きるかなんて正直分かりません。
てな感じで、あくまで消費税増税の影響という一点のみで考えてみました。これ意味あったのか?もはや疑問です。
むしろ、日経平均に影響を与えるという点では、6月に発表される成長戦略や日銀による追加緩和の有無の方が重要ですね。
本当は、消費税増税の影響が目に見えてあり、今回もそうなるであろう…。という展開を期待していたし、この検証をするまでそう思っていました。というか過去の例はあまり参考にならないのかもしれませんね。
今年の日経平均がどうなるか楽しみですね。ついでに今年のこれまでの日経平均の推移をグラフ化してみました。

個人的には、短期的には今より日経平均は下がると思っていますが、それは消費税増税の影響ではなく、他の要因で下がるだろうと…。なんとなくそう思います。
これがニートの勘です!
上がれよ株価!
おしまい。