
外交や安全保障の専門家が『安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会』で議論した報告書を受けて、2014年5月15日午後6時から安倍首相による記者会見が開かれました。この会見で安倍首相が述べたことを文字におこします。テレビで会見を見ながらメモした程度のクオリティであることを予めご了承下さい。
- 考えるべきことはなにか、私達の命や平和な暮らしを守るため、私達は何をすべきか?
- 海外に1800万人の邦人がいる。
- 駆け付け警護をしている自衛隊は紛争地で活動しているPKOやNGOの人々を救助できない。
- いかなる事態にあっても国民の命を守る責任がある。
- 北朝鮮のミサイルは日本の大部分を射程に入れている。
- どの国も一国のみで平和を守ることは出来ない、これは世界の共通認識。
- 積極的平和主義はASEANや欧州の友人から高い指示を得ている。
- グレーゾーンへの対処を出来るように検討する。
- 日本が再び戦争をする国になるという誤解があるが、そうしたことは断じてありえない。
- むしろあらゆる事態に対処出来るからこそ抑止力によりわが国が戦争に巻き込まれることがない。
- 限定的な集団的自衛権の行使は許されるべき。
- 憲法解釈の変更が必要な場合は議論を重ね閣議決定する。
- 日本人の生命を守ることが総理大臣である私の責任。
- 今の憲法解釈では、紛争国から脱出してくる日本人を乗せたアメリカ艦を防護できない。
- 現状から目を背けていいのか問いたい。
- 自衛隊が武力行使を目的として他国の戦争に参加することはない。
- ASEAN10カ国で実例を交え説明し、支持を得た。
- 欧州でも高い支持を得た。
- 期限ありきで検討はしない。
- わが国の平和国家としての歩みは変わりない。
- 想定外は許されない、現実に起こりゆるあらゆる事態に対して万全にする。
- 自衛隊が武力行使を目的として、湾岸戦争やイラク戦争での戦争に参加することはこれからも決してない。
安倍首相の目指す日本の姿
上記の発言が今回僕が文字におこせた内容です。これが全てではない事と、不正確な部分があるかも知れないことを今一度ご了承下さい。
実際に記者会見を見て感じたことは、今のままでは海外にいる日本人を守ることが出来ず、過去日本はこの問題から目を背けて来たという事です。
安倍首相は実例を元に説明し、
- 例えば、海外で紛争が起きた場合、在留邦人をアメリカ軍が救出し、その在留邦人を乗せたアメリカ軍の輸送艦を自衛隊は防護できない。
- 例えば、PKO(国連平和維持活動)やNGO(非政府組織)などで人道的支援を行っている邦人や他国部隊が、海外で活動中に武力組織などに襲われても、自衛隊は守る事が出来ない。
など、今のままでは万が一、有事の際にあっても守ることが出来ない状態を強く強調しています。確かにこんな見殺し状態は明らかにオカシイと思います。
テレビなどでもこの集団的自衛権についての議論が交わされており、以前テレビで「同盟国の艦船または戦闘機が攻撃を受けても見捨てるのか!?」という問題に「見捨てる!」と発言したコメンテーター的な人がいましたが、僕はこの時驚きの余り笑ってしまいました。
考えてみてください、隣でアメリカ人の友人が殴られているのに助けない…。
そんなの友達ジャナーイ!
現実問題こういった事が起こるかもしれないのに、今までの日本はこの問題から目を背けて来たということです。この国際社会で“自分達だけ無傷ならいい”なんてのはありえません。今日本人はこの問題を真剣に考え、国際社会の一員として必要な決断をすべき時ではないかと思います。
と、ニートのくせに生意気言ってごめんちゃい♪ 許してにゃんッ♪
おしまい。