前回の金融政策決定会合から、黒田日銀総裁の記者会見が中継されるようになりましたが、今回の記者会見を見てニートなりに分析します。下の図は今回の金融政策決定会合の見通しです。

やはり追加緩和があるかどうかが一番気になるところだと思います。前回の記者会見では「必要があれば躊躇なく調整する準備がある」と記者の質問に対して何度も発言していましたが、今回の記者会見ではこの点を指摘されるまで黒田総裁は発言しませんでした。
記者に「市場への配慮ですか?」と聞かれ、笑みを浮かべたのち、「必要があれば調整する」と発言しています。とはいえ、日銀の展望レポートを見ると、追加緩和なしで物価上昇2%は2015年なかばにも達成する、と見通している事が分かります。
個人的には、7月頃に追加緩和がくるか!?と睨んでいるのですが、このまま進むと追加緩和なしの可能性が大きいように思います。ですが、こういった政策にはサプライズ感があった方がイイそうなので、変に期待させないようにしたうえでの日銀の演出かも知れません。こっちが勝手に期待しているのに、思い通りにならなかったら『失望したよ…。』、というのはあまりにも理不尽だと僕も思います。
あと日銀は、消費税増税による駆け込み需要とその反動により、1%前半で推移したあと、2014年度後半には上昇傾向が復活すると見通しています。この予想が外れれば、その時『追加緩和』が行われる可能性が高いとも思います。つまり、7月頃の追加緩和予測が年後半へずれ込む形になるかもしれないですね。
ここで1つ疑問です。7月って後半?僕は分からない。中盤でもあるし、後半でもある…。分からない。ただ、確か今年2014年10月に、来年2015年10月に予定されている増税を、するかしないか決定するんじゃあぁないでしたっけぇ?
となると、その時景気悪ければ増税を見送るという可能性も出てくるので、それを避けるためにも『追加緩和』がそれ以前に必要であるかも知れません。
勘ぐってきましたよ~♪
まぁ、どちらにせよ、黒田総裁が前々から「必要があれば躊躇なく調整する準備がある」と発言しているように、日銀は予想が外れた時には『追加緩和』をするはずなので、年後半に再び上昇するという予測が外れたならば追加緩和するのかにゃ?
んなこと分かってるよ!って言わないで♪
ニートなりに中継を見て、展望レポートを見て、少し考えてみたわけです。
■ 今回の展望レポート
≫ http://www.boj.or.jp/mopo/outlook/gor1404a.pdf
展望レポートをぜひ読んでみて下さい。結構オモシロイよ!
そのうち僕の口癖が『わが国経済は~』になっているかも知れません。
おしまい。