株は5月に売り逃げろ!?


“Sell in May”という言葉を聞いたことがありますか?これは5月に株を売れッ!というアメリカのアノマリーです。アノマリーとは『理論的な根拠はないけど、なぜか当たりやすい経験則』というものです。絶対当たるものではありませんが、5月に株価は下落することが多いようです。

「Sell in May,and go away. Don’t come back until St.Leger’s day.」
5月に株を売り逃げろ!9月のセント・レジャーズ・デイまで戻ってくるな!

これが全文で、セント・レジャーズ・デイとは9月の第2土曜日にある競馬の大きなレースだそうです。そもそもなんで5月かというと、アメリカのヘッジファンドの決算期が5月だから利益確定の売りが出て株価が下がる…と言われています。もちろん株式市場というのは様々な要因によって動いているので、これがすべてではありませんが、僕自身はこういった経験則が大好きです。

株は5月に売り逃げろ!?は当たるのか?

事実、去年の5月は高値をつけて下落しています。この時は中国の景気先行き不安が引き金となって下落したと言われていますが、日経平均も下落しています。以下2013年5月の日経平均の推移です。

2013年5月の日経平均の推移画像
(参考元:日経平均プロフィル ©日本経済新聞社)

これを見ると23日に高値をつけて急落しているのが分かると思います。1143円安となり下落幅歴代11位、下落率歴代10位という歴史的な1日でした。2013年は前年に安倍政権となり、アベノミクスなどへの期待感から株価は上昇しましたが、それまで調子よく上昇していたこともあり、利益確定の売りが売りを呼ぶ展開となりました。

引き金は、中国の景気先行き不安だと言われていますが、5月に株価が下がったという点で見れば、この「Sell in May」は当たっていたと思います。

では今年2014年の5月はどうなるでしょうか…。正直なところ、僕にはサッパリ分かりませんが、僕はこれをチャンスと見ています。もし目星をつけている銘柄が下落したならば、僕はこれを買います。ただ、初心者なりに分析し、売られすぎだと判断出来たらです。すぐには飛びつかず、少し様子を見ようという作戦です。株初心者なので当てはまらないとは思いますが、虎視眈々と機をうかがっています。

株式市場というのは、いろいろな考えを持った人が集まるからこそ成立しています。僕はこういう下落した時は『買いだ!』と思うたちで、なんかワクワクします。売り優勢だから株価が下落しているのということなので、数で見れば下落局面において僕は少数派に分類されるのでしょうか? もし仮にそうであるならば、イイじゃないですか少数派♪ あなたはどっち派ですか?

おしまい。


アノマリーとは?
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